【実例:外構・エクステリア】神奈川県 O邸の庭 | 雑木・苔・和風の庭を設計・デザイン・施工-大宏園(造園業・ガーデンデザイナー、東京・神奈川)
「バス亭が目の前にあるから、家や庭が外から見えないようにしてほしい」と外構・エクステリアに関して奥様から要望を受け、高さ2m、厚み45cmの塀をつくることにしました。奥様はエクステリアの塀に関しても「小端積みがいい」と具体的なリクエストをお持ちでした。小端積みとは、石の小さい方の面を表にして石を積んでいく方法です。 日本でも鉄平石や丹波石の小端積みの庭は古くからありますが、それでは和の印象が強くなってしまいます。
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O邸は洋風の家だったので、グレーからあずき色の色ムラが美しいイタリア斑岩の半分に割れたピンコロを、ひとつひとつ積み上げていきました。石の素材感を感じられるように目地は深めに。アクセントになるように塀のところどころにイタリア斑岩の四角い板を埋め込みました。
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O邸の外構は、典型的なクローズド外構になっています。塀や門を設けない開放的なオープン外構に対し、プライバシーを最も守ってくれるのがクローズド外構です。庭で思い切り楽しみたいなら、クローズド外構をおすすめします。塀でなくても木製のフェンスであれば、コスト的にもそんなに負担になりません。オープン外構でせっかくデッキやテラスをつくっても、人の目が気になって使われなくなっている例が多いからです。門扉を家と並行に設けると、家や庭が丸見えになってしまいますから、O邸では、家と90度の角度に門扉をつけられるように塀を二重にしてあります。
門扉を入ると、正面には、塀の安定のためにつくられた控え壁として、ベルギーの舗道に使われていたアンティークの石を積みました。控え壁には、立水栓をつけ、その下には黒い大きな水鉢を配して、ひとつの見せ場をつくり、その奥にはオオモミジを植えました。
主庭は、コハウチワモミジ、ハウチワモミジ、ヤマモミジ、ヤマボウシ、エゴなどの落葉樹を植えて、雑木林のような雰囲気にしました。庭が広いので、手入れが楽なように、地面はイタリア斑岩の乱貼りにして、雑草が生えにくくローメンテナンスにしてあります。秋ともなれば、赤や黄色に色づいた木々がイタリア斑岩に映えます。外からの視線を気にせずに思い切り森林浴を楽しめる庭です。
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